上達に大切なこと

 ARPSでは、運動神経が良くどんなスポーツでも出来る、つまり「オールラウンドプレーヤー」になることを目標としてレッスンを行っています。
 レッスンでは、やったことのない動きを経験させ、新しい神経回路を繋げたり、身体を動かすコツを体感できるようにプログラムの内容を考えています。

 しかし、運動が上達するうえで、指導方法や、プログラム内容より大切だと思うことがあります。それは、子ども達自身が体を動かすことを「楽しい」「好きだ」と思えることです。一見当たり前のようにも思えますが、このことが特に習い事ではないがしろにされているように思います。
 いくらスポーツを習っていても、本人が「楽しい」「好きだ」と思えないと、ただやらされているだけで、自発的に動くようにはなりません。身体を動かすコツや、技術的なことは、「身体を動かすのは楽しい」という土台があることが大前提だと我々は考えています。

 運動が得意になるには、運動の「量」もかなり大切なのですが、レッスンだけの時間では圧倒的に「量」が足りません。しかし子どもが身体を動かすことが「好き」であれば、小学校でも幼稚園でも自ら体を動かして遊びます。そしてこれが「量」を確保することにつながります。

 「好きこそものの上手なれ」という言葉にもあるように、「楽しい・好き」という感情は、物事が上達するうえでなくてはならないものです。
 オリンピック4連覇の偉業を成し遂げたレスリング伊調馨選手は「基本的にレスリングが好きだったので、嫌になったことはほとんどない」と言っています。「楽しい」「好きだ」という感情が根本にあれば、つらい練習も耐えることが出来るでしょうし、積極的になることができます。そもそも「好き」じゃなければ一つのことを長く続けることさえ難しいでしょう。

 子どもの運動神経を伸ばすために保護者の方が、ARPSでのレッスンの内容を覚えて、おうちでやっていただけることはとても嬉しく思います。ただし、本人が楽しんで出来ることを一番に、「遊び」のスパイスとして取り入れていただければと思います。

 ARPSでは、これからも子ども達に「楽しい」と思ってもらえる事を第一にレッスンをしていきます。

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