お正月遊びのメリット

 日本の正月には伝統的な遊びがいくつかあります。それぞれ古い歴史と特別な願いを込められたものなのですが、今回は正月の昔あそびを、スポーツ動作やコーディネーションの視点から解説したいと思います。

【羽根つき】
 羽根つきは新年の悪霊払いや子どもの健やかな成長を願うものとして親しまれてきたものですが、見た目も動きもラケットスポーツに共通するもので、自分と物体との距離感を調整する「定位能力」と、羽子板を操作する「識別能力」をメインとする遊びです。

【福笑い】
 「笑う門には福来る」と縁起のよい遊びです。目を開けて出来上がった顔を見るのはとても楽しいものですね。目を瞑って、顔のパーツを選び、顔の輪郭に並べるには、パーツを選ぶ指先の感覚と、どこに並べるかの位置関係が出来栄えを左右します。目を閉じた状態での空間把握と記憶能力のトレーニングになります。寒い日でもおうちで手軽に出来るのでおすすめです。

【コマ回し】
 コマ回しは「投げる動作」と共通する点があります。コマを地面と水平にするために投げる角度を調整したり、手首を柔らかく使い、最後には紐を引くという動作が加わるのでなかなか難しいですが、タイミングを計ったりコントロールしたりする力が養われるので、どんどん回していろんな技にチャレンジしてください。

【いろはかるた/百人一首】
 「かるた」という名前は、ポルトガル語で「カード」という意味の「カルタ」が元だと言われています。また百人一首は宮中の遊びだったものが庶民に広まり、お正月に楽しまれるようになったそうです。
 読み札を聞いて取り札を取る遊びですが、まさに「反応能力」が試される遊びです。また取り札の位置を記憶すると有利になりますので、記憶能力と空間把握のトレーニングにもなります。

【お手玉】
 お手玉の投げ方は色々ありますが、数が多くなればなるほど難しくなります。これは球技に必要な「識別能力」「定位能力」の向上につながります。また手先を使うので、脳のトレーニングにもなり、集中力もつくでしょう。

【凧あげ】
 風がそれほど強くない時にはとても難しいですが、風をつかんで、凧糸を出したり引いたりする微調整が必要となります。上手く揚がるまでひたすら走りますので、気が付けば運動力を確保できるでしょう。また、ただ走るだけでなく、凧を揚げるという目的のため試行錯誤することで、創意工夫する力も養われるでしょう。

 このように、昔遊びにはメリットがたくさんあります。お正月には家族で昔遊びをする事を恒例行事としてもいいかもしれませんね。

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