運動すると何がいいの?

 6年間毎月コラムを書き続けてきましたが、2021年3月以来勝手にお休みしていました。ですがまた再開したいと思いますのでよろしければお読みください。

 ARPSは運動神経を伸ばすことを目的とした教室なのですが、極端な話、運動が得意でなくとも幸せに生きることはできます。それでも私は運動は子どもの成長には必要なことだと思います。

 もちろん体力的なことや健康面での運動の必要性は当たり前のことなのですが、それ以外に精神面の成長のために運動、スポーツがとても役に立つのです。

 それは運動やスポーツが上達する過程には、失敗する機会や試行錯誤、チャレンジする心、目標到達までのプロセスを考える力など、生きる力を育む機会が多く含まれているからです。

 運動やスポーツには失敗することやうまくいかないことが目に見えやすいという特徴があります。「何度やってもなかなかうまくいかない」「あんな風にしたいけどどうすればいいのかわからない」というのはよくあることです。

 しかし失敗や課題があるからこそ成功へとつながります。今の自分の力を知り、目標を達成するためにはどうすればいいのかを考え、試行錯誤を繰り返し成功までたどり着く。
 この失敗と成功を繰り返しが成功体験を生み、自信を得るのです。

 ここで気をつけたいのは、もし失敗したことを周りに責められると「もう失敗したくないからやりたくない」となるかもしれません。失敗を恐れチャレンジしなくなると成功もありませんので、失敗しても見守ることが必要だと思います。

 レッスンで子ども達を見ていると、うまくいかずに悔しい思いをしながら、試行錯誤をして成功した時のあの笑顔は「やればできるんだ」という自信がついた瞬間だと確信できる時があります。

 こうして身についた問題解決能力や自信は、子どもたちがこれからの人生で、生きていく手助けとなる力だと私は思うのです。

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